権利関係上の問題点

借地権の種類において解説しましたが、現存している借地権のほとんどは債権である賃借権です。そしてほとんどの賃借権は登記していませんので、権利関係上の問題点が種々見受けられます。その例のいくつかは以下のとおりです。

  • 建物の登記簿上の所有者と借地契約書上の賃借人が異なっている。
  • 地代の振込名義人と借地契約書上の賃借人が異なっている。
  • 借地権者に相続が発生したが相続人が決まらず、建物の相続登記ができない。
  • 借地権者は何十年も居住しているが、そもそも借地契約書が存在していない。
  • 借地契約書はあるが、建物を登記していない。
  • 一筆の土地の上に借地権付建物が複数存在していて、隣地との借地境が明確になっていない。
  • 借地権者の家(建物)の埋設管(上下水道、ガス等)が他の借地権者の敷地内に入っている。

上記の例は種々のトラブルの火種になる可能性があります。

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